転職活動の準備期間にやることは?【あなた自身を知ることのみ!】

  • 2021年1月20日
  • 転職
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転職活動の準備期間について具体的に何をやればよいのでしょうか?

こんな疑問をお持ちの方に向けての記事になります。

結論から先にお伝えします。

転職活動について、全体的なスケジュールから考えると準備期間は1ヵ月ぐらいです。その中で出来る準備をして行く事になります。

やるべきことは「自己分析」になります。「自己分析」をしてから、転職活動に必要な書類や、転職活動の方針を準備して行きます。

以上の事を詳しく解説していきます。

フリーランスをはじめとした方々に対してキャリア相談を1000人以上実施した経験からと、実際、転職活動をした私の経験も踏まえてより詳しく解説して行きます。

転職活動の準備期間

一般的には

転職活動の準備期間は大体1ヵ月と考えるべきです。

 

転職活動全体の期間から、それぞれの内訳にかかる期間から逆算していくと大体1ヵ月くらいと考えるのが妥当だからです。

 

一般的に転職活動全体の期間は、3ヵ月から6ヵ月くらいとされます。

その内訳は、

  • ステップ1(準備)・・・転職活動の方針決め、書類(履歴書・職務経歴書)の準備
  • ステップ2(実施)・・・書類選考・面接(数回あり)
  • ステップ3(諸対応)・・・内定承諾・退社手続・入社手続

の3つのステップに分けられます。

ステップ2(実施)とステップ3(諸対応)はどんなに短く見積もっても1ヵ月ずつかかります。

ステップ2(実施)は、通常2ヶ月から4ヶ月くらいかかることが多く、ステップ3(諸対応)も1ヵ月以上かかることもあります。

ステップ2(実施)とステップ3(諸対応)を合算した期間は、短くて2ヵ月、長くて5ヵ月くらいはかかることになります。

そのため、一般的な全体の期間から逆算していくと、ステップ1(準備)には大体1ヵ月くらいがあてられる期間になることになります。

 

ステップ1(準備)は、ステップ2(実施)とステップ3(諸対応)に比べて、自分で期間をコントロールしやすいです。

そのため、1ヶ月よりも短くすることも可能ではあります。

ただ、ステップ1(準備)における転職活動の方針は、しっかり固めておく必要があります。

そうしないと、ステップ2(実施)での判断基準がブレてしまったり、転職活動の方針を再設定するために、ステップ1(準備)に抜本的に戻り、時間がかかってしまったりするからです。

無駄なく転職活動を進めるためにも、1ヵ月くらいの期間はかけた方が良いです。

 

以上から転職活動の準備期間は、余裕を持って1ヵ月くらいと考えていたほうが良いです。

私の経験から

私の転職活動の経験からも、ステップ1(準備)は1ヵ月と期限は切ったほうが良いと言えます。

 

ステップ2(実施)で、実際の転職活動を進めることで、自分の準備に対するフィードバックをもらえることが何よりも大切だからです。

 

私が転職活動をした時は、準備期間をそこまで明確に設けず始めました。

仕事も結構忙しかったので、平日に時間を確保することはせず、土日の休みに多くの時間を確保して、準備を行いました。

私の仕事柄、他の方の職務経歴書は数多く読んでいるので、職務経歴書の作成を含めた準備はスムーズに行くと想定していました。

ただ、当たり前ですが、自分の経歴がベースになりますので、どのような表現をすればよいのか、結構悩みました。

また、私の転職活動の初めたきっかけは、自分の市場価値がどんなものなのかを確認することだったため、手探りでやっていたことも、悩むことになった原因だったと思います。

結局、1ヶ月でステップ1(準備)は終えましたが、ステップ2(実施)に進んでからもステップ1(準備)に抜本的ではないですが、微調整程度で戻って修正を繰り返していました。

ある程度の完成度になるまでに、体感的には2ヵ月くらいかかったように思います。

 

ステップ1(準備)が1ヶ月で完璧に終わるのかというのは正直微妙です。

どこまで完璧さを求めるかにもよりますが、この準備にいくら時間をかけてもきりがないことも確かです。

私のように、ステップ2(実施)に進んでみて、微調整程度でステップ1(準備)に戻るということは、キャリア相談をしながらも良くすることです。

そのため、準備期間としては1ヶ月という期限を決めて、その中で出来た準備で進んでしまうほうが効率的な進め方と言えます。

 

以上から、ステップ1(準備)にかけるのは1ヵ月と期限を切った上で、自分として出来るだけの準備をした方が良いです。

やることはあなた自身を知ることのみ

「自己分析」をする

転職活動の準備期間で一番注力をしてやるべきことは「自己分析」になります。

 

今回の転職活動の方針を決定したり、職務経歴書の作成や面接対策においても、あなた自身の理解が、まずベースとして必要だからです。

 

あなたがあなた自身を理解していないとゴール設定を間違えてしまいます。

野球で例えると、長距離バッターであるあなたが、自分の憧れているという理由だけでヒットを量産する選手を目指すのは、ゴール設定が違う可能性が高いです。

自分が長距離バッターであることを理解することで、自分の憧れは一旦置いておいて、同じく長距離バッターの中から目指すべき選手を選ぶ方が良いはずです。

職務経歴書はあなた自身を表す事になる資料になります。あなた自身の理解がなければ、表現できるはずもありません。

面接でも短い時間の中であなたを理解してもらうことが必要なので、あなた自身について理解していないと、伝わるはずがありません。

 

「自己分析」については時間をかけて行けば完璧になるかと言うとそうではないです。

多くの方が、文字通り、自己で分析を行いますので、あなたが見えない自己の部分も存在します。

当然、その部分もあなた自身なので分析が必要ですが、自己のみでは限界があります。

自己からの分析はある程度にして、他者からの評価から分析することが必要になります。

可能であれば、自己からの分析をやった後に、友人や会社の同僚などの他者からのあなたの評価をヒアリングしてみるのもおすすめです。

 

転職活動全体のベースになると言っても過言ではないため、転職活動の準備期間では「自己分析」を最も注力すべきです。

自己分析から書類を作成する

書類のうち、特に職務経歴書については、内容を読めば、あなたの理解をしてもらえるように作成する必要があります。

 

職務経歴書は、転職活動において転職を検討している会社に対して、まずあなたを判断してもらうための資料だからです。

 

中途採用を募集している会社は、まず、初めに職務経歴書で、あなたを判断します。

その際に、内容からあなたの働きぶりまで分かる職務経歴書と、内容が経歴の羅列のみであなたの働きぶりなどが全く見えない職務経歴書と、どちらを書類選考で通すでしょうか。

しかも、書類選考はあなただけでなく、他の多くの方が同時に並行して進められます。

飛び抜けて目立つ必要はありませんが、実際に会って話をしてみたいと思わせる内容であることが最低限必要です。

 

会えば自分を分かってもらえるので、内容を作り込むまでは必要がないと考える方もいるかもしれません。

ただ、まずは、通るべきは書類選考なので、万全な対策をすべきです。

具体的には、自分の成果について表現することで、一緒に働けばこんな貢献をしてくれそうとイメージをもたせるような内容を目指します。

また、面接で必ず聞きたくなってしまうようなキーワード、いわゆるネタフリ的な内容も入れ込むことも有効です。

職務経歴書の作り込みが出来れば、面接ではその内容を伝える練習をすれば良いだけですので、面接対策もそこまで必要ありません。

まずは、書類選考を通過することを目指していきましょう。

 

あなたを表す職務経歴書はしっかり作り込む必要があります。

自己分析から今の転職活動の方針を設定する

今回の転職活動であなたが目指すべきゴールなのか何なのか、転職活動の方針を設定する事が必要です。

 

転職活動の方針を設定して、今回の転職活動での軸を作ることで、無駄のない転職活動を進める事が出来るからです。

 

例えば、あなた自身の市場価値を知りたいという、転職活動の方針を設定したとします。

その場合は、兎に角、業界や業種などあまり制約をかけずに選考を進める方が良いです。

あなたが実施した自己分析の内容が、どんな評価をいただけるのか、いろいろな会社の方から話を聞くことを、まずはゴールにしているからです。

転職活動の方針通り進めることで、自分で実施した自己分析の内容が、他者からの評価を受けることになります

その評価を受けて、改善すべきポイントが見つかったならば、転職活動を一旦ストップして現職でスキルアップを図るのもよいでしょう。

また、評価をされたポイントを活かせるような新たな挑戦の場を見つけるために転職することを目指すのも良いでしょう。

 

転職活動の方針が設定できないという方もいるかもしれません。

その場合は、一旦、転職活動の方針を立てずに進めてみるのも良いと思います。

ただし、無駄がある程度生じてしまう活動になることは覚悟しておきましょう。

手戻り作業が発生したり、転職活動の各プロセスで必要となる判断に迷ってしまうことは確かに多くなります。

ただ、行動をするからこそ得られる情報もありますので、見えてくる事があると思います。

何か見えてきた段階で、転職活動の方針を立てても遅くはないと思います。

 

目指すべき転職活動においては、今回の転職活動の方針を明確に設定することが必要になります。

最後に

転職活動の準備期間では、まず、自己分析をしてから、職務経歴書などの書類を作成し、転職活動の方針を立てることが必要だということを解説していきました。

特に、自己分析はどんなに時間をかけても完璧には出来ず、さらに経験を積めば積むほど変わってくるものではあります。

また、自己による分析ではありますが、他者の評価から分析することも非常に重要になります。

あなた自身を理解しつつ、他者からの評価ももらいつつ、あなたをブラッシュアップするヒントを、転職活動をすること見つけることが出来るはずです。

是非、本記事を参考にしてみてください。

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