転職の面接での質問とは?【3つの準備で行ける事は実証済み!】

  • 2021年1月24日
  • 2021年1月25日
  • 転職
  • 34View
  • 0件
転職の面接で聞かれる質問のパターンが多すぎてどのように対策すればよいのか分かりません。どうすればよいでしょうか?

こんな疑問をお持ちの方に向けての記事になります。

確かに転職の面接で聞かれる質問には、いろいろなパターンがあり、一つずつ対策をしようとすると大変です。

そうではなく、面接担当が確認したい事に注目すると、いろいろなパターンもグルーピング化することが出来、絞り込むことで対策も絞ることが出来ます。

この絞り込んだ後の対策についても、3つの準備のみをすれば良いです。

本記事で詳しく解説していきます。

フリーランスをはじめとした方々に対してキャリア相談を1000人以上実施した経験からと、実際、転職活動をした私の経験も踏まえて解説して行きます。

転職の面接担当が確認したいこと

確認したいことは2つだけ

以下の2つのみです。

  • 自分の会社での仕事をしているイメージをしたい
  • 仕事に対する価値観が自分の会社と乖離がないか

 

2つに絞られるのは、中途採用を受け入れる会社の立場からすると、当たり前のことですが、自分の会社で活躍をして貰える人に入社してもらいたいと考えているからです。

 

1つ目については、過去の職務上の経験の中で、仕事とどう向き合ってきたかを聞いて、自分の会社では実際どのように仕事をするかをイメージしようとしています。

2つ目については、過去の職務上の経験の中で、仕事に対してどんな気持ちで向き合ってきたのか、仕事に対する価値観を確認して、さらに、自分の経営理念やビジョンと照らし合わせて、双方に乖離がないかを確認します。

もちろん1つ目の確認の中で2つ目の確認をすることもありますし、その逆もあります。

 

質問内容は数えればきりがないほど多種多様にあります。

最終面接では社長を含めた役員や人事責任者が面接担当をされることが多いですが、何人も面接を経験していたり、社会人としての経験も豊富なので、独自の視点も持っているはずです。

その視点に沿った質問が生まれますので、人それぞれ、多種多様な質問になってしまいます。

多種多様な質問に対して一問一答で回答を準備することは現実的ではありません。

ただ、質問で確認したいことの根っこは共通していますので、そこを見据えて対策を取れば問題ありません。

 

転職の面接担当が確認したいことは2つのみなので、その対策をして行きましょう。

1次面接で聞かれる質問とは

1次面接では、一般的に質問内容が決まっている事が多いので、まずは、その形式を知るべきです。

 

一般的な質問内容を知ることで準備が可能となり、多くの面接の対策も兼ねるので、全ての面接に対して自信を持って臨むことが出来るからです。

 

質問内容は次の5つの流れが一般的です。

  1. 自己紹介・自己PR:自己紹介をしてください
  2. 転職理由:今の会社を選んだ理由は?退職を考えられている理由は?
  3. 志望動機:あなたが転職先を選ぶ基準は?なぜ当社を選んでくれたか?
  4. 活かせる実績・経験・スキル:当社で活かせる経験は何か?
  5. 逆質問(面接担当への質問) :何か質問はありますか?

面接担当によっては順番が前後することもある可能性もあります。

また、5つの質問を回答したことに対して、面接担当がさらに深堀りしたい事があれば、5つの質問の中で、追加で質問されます。

 

転職の1次面接は、書類選考から絞ったとは言え、実施する人数としてはまだまだ多いはずです。

その対応のため面接担当者は、数人で担当分けをしていたり、社長を始めとした役員や人事責任者から比べると面接や社会人としての経験も浅い方かもしれません。

その言った背景から、質問内容はある程度固めておく必要があり、この5つの質問内容で1次面接は進んでいくことが多いです。

 

まずは、一般的に多いとされる質問内容に対して対応できるように準備をすることをおすすめします。

転職の2次面接以降で聞かれる質問とは

2次面接以降では、一般的な質問内容通りに質問されない場合が多いですが、対策の根本は変わりません。

 

転職において、面接担当が、確認したいことは上記にあげた2つしかないからです。

 

1次面接での一般的な質問内容で確認したことに対しては合格をしています。

ただ、1次面接の担当者では、確認したいことの2つについて、見落としている部分もあるかもしれません。

個人的に良い人だなと思っていても、他の人から印象は違うことは良くあることです。

人を変えて、それぞれの面接担当の独自の目線で、確認したいことの2つを確認していきます。

 

社員全員に会ってもらい、判断してもらえれば一番良いのですが、現実的な方法ではありません。

面接回数が比較的多い会社は、その考えが根本的にあるのかもしれません。

ただ、一般的には、2次面接にて、より確実に確認したいことの2つを判断したいと考えています。

そのため、社長を始めとした役員や人事責任者が面接担当をすることが多いです。

会社の経営理念やビジョンを作り出した社長やその理解が十分にある役員や人事責任者が、確認したいことの2つを深堀りする方が確実と考えるからです。

 

当然、それぞれの目線での質問になるため、質問内容は多種多様になりますが、確認したいことは2つなので、対策の根本は変わりません。

具体的な準備は3つだけでOK!

職務経歴

あなたの理解をしてもらうために、過去の職務上の経験を簡潔にまとめた職務経歴はしっかり作り込みましょう

 

転職先の会社は、あなたの職務経歴から自分の会社での仕事のイメージをしたいと考えているからです。

 

職務経歴は、一般的な質問内容の①自己紹介・自己PRと②転職理由の2つに対応可能になります。

①自己紹介・自己PRについては、職務経歴を簡単に3分程度にまとめた概要を回答すれば問題ありません。

②転職理由については、職務経歴の中で、特に現職にて転職活動をするに至った理由を簡潔に回答すれば問題ありません。

職務経歴は、本来は、あなたの過去の職務上の経験の全てですので、膨大な量なはずです。

全てを、面接時間の1時間くらいの時間内に話終わることは不可能です。

限られた時間の中で、よりあなたを理解してもらうために、職務経歴を分かりやすく編集する必要があります。

①自己紹介・自己PRや②転職理由は、職務経歴の編集の一形態に過ぎません。

 

次の質問の場合はどうでしょうか?

Q.最も厳しかった仕事は何ですか?

この質問は、どんな仕事を厳しいと思うのかを聞いて、価値観を確認したいと考えています。

その上で、難しいことに対してどういう対応をするのかを具体的に聞いて、どういう働き方なのかをイメージすることが狙いになります。

この質問に対しては、職務経歴の中で、最も厳しかった仕事とともに厳しさを乗り越えて何かしらの成果を上げることが出来た経験を引っ張ってきて回答すれば良いです。

面接担当は、あなたの職務経歴から自分の会社での仕事のイメージしたいだけなので、あなたとしては最も頑張って成果をあげたことでアピールにつなげれば良いだけになります。

 

あなたの理解をしてもらうために、過去の職務上の経験を簡潔にまとめた職務経歴は非常に重要になりますので、面接担当の狙いを意識して作り込みましょう。

自己PR

あなたの理解をしてもらうために、過去の職務上の経験の中でも特に成果を上げることが出来た事をまとめた自己PRはしっかり作り込みましょう。

 

転職先の会社は、あなたの自己PRから自分の会社で、具体的にどんな貢献をしてくれるかを聞き、仕事のイメージをしたいと考えているからです。

 

職務経歴は、一般的な質問内容の④活かせる実績・経験・スキルに対応可能になります。

④活かせる実績・経験・スキルについては、自己PRで最も成果の大きい事や、自分として自信がある強みを回答すれば問題ありません。

自己PRの元となるのは、過去の職務上の経験であり、職務経歴と同じになります。

その中で、よりあなたを理解してもらうために、特に貢献できる点を編集したのが自己PRになります。

活かせる実績という観点からすると、成果が数字で分かっているなら、そのまま伝えれば良いです。

活かせる経験という観点からすると、例えば、新規事業を立ち上げて失敗してしまった経験なども十分自己PRの対象になります。

その場合は、なぜ失敗してしまったか根拠を示せれば、面接担当としては、次に新規事業を任せても、同じ失敗は繰り返すことは無いとイメージできることになります。

活かせるスキルという観点からすると、例えば、コミュニケーションなどで、お客様や同僚からでも良いので、何か評価をもらったことでも十分に自己PRの対象になります。

安心するとか話しやすいという評価があったならば、なぜそのような評価をもらえるのか自分なりの分析を加えて伝えられば、面接担当としては、会社で既存社員と問題なく溶け込めるなとイメージできることになります。

 

次の質問の場合はどうでしょうか?

今のあなたの課題は何ですか?

この質問は、課題を見つける力があるのかを確認したいと考えています。

その上で、今の自分をどのように捉えているのかを確認することで、どういう働き方なのかをイメージすることが狙いになります。

この質問に対しては、例えば、自己PRであげたものの中で、更にもう一段階レベルアップさせる事を課題と捉えるなどして、回答すれば良いです。

もちろん、過去の職務上の経験の中で、編集対象にすらならなかった事を課題と捉えても問題ありません。

ただ、その場合も、しっかりあなた自身のアピールに繋がるような形が望ましいです。

 

あなたの理解をしてもらうために、どんな事で貢献してもらえるのかイメージを持ってもらうことは重要ですので、自己PRはしっかり作り込みましょう。

 

自分の強みの理解は転職でも必要か?はこちら

志望動機

あなたの理解をしてもらうために、なぜ転職候補先として選んだのか、考えをまとめた志望動機はしっかり作り込みましょう。

 

転職先の会社は、あなたの志望動機から仕事に対する価値観を探り、自分の会社と乖離が無いか確認したいと考えているからです。

 

職務経歴は、一般的な質問内容の③志望動機と⑤逆質問(面接担当への質問)の2つに対応可能になります。

③志望動機については、そのまま回答するだけです。

⑤逆質問(面接担当への質問)については、志望動機を考える過程で生じた会社に対して感じた疑問の中で、働いていく中で解消すべき事をそのまま回答すれば問題ありません。

③志望動機は、自己分析の実施や今回の転職活動の方針が決まっていることが前提ですが、転職先の会社の情報をホームページやSNSなどから収集して、興味が持てる点をベースに作っていけば良いです。

⑤逆質問(面接担当への質問)については、あなたの疑問を解消するという場であると同時にあなたのアピールの場でもあります。

働いていくという事が前提での質問になるので、前向きな姿勢をアピールになりますので、積極的に質問して行きましょう。

また、質問でなく、自己PRなどしきれなかったという部分を補足するのに使っても良いです。

単純に疑問を解消する場合でも、会社の雰囲気を実際聞いて働きやすいのかどうか、ホームページの掲載内容は実際は合っているのか自分なりに判断基準を持って質問してみると良いです。

根掘り葉掘り聞くのではなく、ポイントを絞って、1つか2つくらいを用意していきましょう。

 

次の質問の場合はどうでしょうか?

あなたのキャリアプランを教えて下さい。

この質問は、あなたが3年後、5年後、10年後、どのようなキャリアを積んでいき、どのような理想像に近づきたいのかを確認したいと考えています。

その上で、あなたの将来を描いていることに関して、自社がどのように関与出来るかを確認することで、どういう働き方をしてくれるのかをイメージすることが狙いになります。

この質問に対しては、転職先の会社の志望動機を考えた際に、入社して何が出来るか、何に挑戦したいのかを考えてみたと思います。

その延長線上として、3年後、5年後、10年後、自分がなっていたい理想像を、会社に貢献できるという姿勢で回答すれば良いです。

なかなか難しければ、会社のホームページに先輩社員のインタビューなどを、参考にしても良いかもしれません。

 

あなたの理解をしてもらうために、特にあなたの仕事に対する価値観を伝える、少し将来の考えにも繋がる望動機はしっかり作り込みましょう。

 

転職でのキャリアプランについてはこちら

現実的なキャリアプランの書き方についてはこちら

最後に

転職の面接での質問で確認したいことは2点に集約されます。

質問の内容は多種多様で、面接担当のそれぞれの個性は現れますが、皆さん共通して、自分の会社で活躍してくれる人に入社してもらいたいと言うことを目指されているからです。

そのために、会社の選考を受ける側としての準備は、職務経歴・自己PR・志望動機の3つのみで行けます。

ただ、3つの準備による結果が大事なのではなく、プロセスで考えたことが重要で、その全てが面接で使え、より万全な準備となります。

是非、本記事を参考にしてみてください。

最新情報をチェックしよう!