30代の転職【2つの疑問に答える形で深堀りして行きます!】

  • 2021年1月30日
  • 転職
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30代で転職を考えているのですが、転職回数が多いのが悩みです。転職回数が多いのは不利でしょうか?
30代でエンジニアを目指して独学中なのです。30代での未経験領域の仕事への転職は、厳しいでしょうか?

こんな疑問をお持ちの方に向けての記事になります。

確かに30代になると転職は厳しいのではないかというのは良く聞く話です。

ただ、その答えを先に言ってしまうと、どのように職歴を積み上げてきたかにより変わって来る話になります。

この記事では、まずは一般的に30代の転職はどのようなものなのかを解説していきます。

その上で、初めにあげた疑問の2つとも良く聞かれますので、こちらの2つの疑問に具体的に答えていきたいと思っています。

フリーランスをはじめとした方々に対してキャリア相談を1000人以上実施した経験から解説して行きます。

30代の転職とは

即戦力と判断されれば有利

職歴を積み上げ、即戦力と判断されれば、転職は有利に進めることが可能です。

 

即戦力であれば、直ぐに仕事を任せ、成果が上がることが期待できるので、会社としても魅力的に映るからです。

 

即戦力は、会社のコストを極力抑えることが出来ます。

研修期間を設けたりするのは会社にとっては初期投資というコストと考えられます。

即戦力は、コストをかける必要がありませんので、会社としては直ぐに仕事を任せることが出来ます。

また、新規事業を立ち上げる場合などにも、その領域での即戦力は必要になる場合があります。

同じような経験を持つ人に任せれば、成功の確率を高めることが期待できますし、仕事を初めから任せることが出来ます。

 

もちろん転職は縁である部分が多いので、即戦力であっても、タイミングによっては良い転職先に巡り会え合い可能性もあります。

即戦力であっても、その時のタイミングで会社にとって必要とされなければ意味がないので、正直仕方ないです。

ただ、会社に必要とされるタイミングは必ずありますので、転職活動を進めながら、巡り合わせを待つしかありません。

 

職歴を積み上げ、即戦力と判断されれば、転職を有利に進められる事は理解しておきましょう。

即戦力と判断されなければ厳しい

職歴が積み上がっておらず、即戦力と判断されなければ、転職は厳しくものとなります。

 

仕事を任せるまでに時間がかかり、すぐに成果を上げることは期待できないので、即戦力出ないという事を会社は慎重に検討する必要があるからです。

 

即戦力でなければ、会社は、初期投資というコストを覚悟して採用を検討しなければなりません。

仕事を任せるようになるまでに、研修期間を設けるなど、会社はコストを負うことになります。

給料も年齢という点を考慮して、即戦力でなくてもそれなりの待遇をするならば、仕事を任せるまでは、会社はその分のコストを負担することになります。

 

もちろん、即戦力でなくても構わないと考える会社も確かに存在します。

それは、即戦力ではないが、それを補う何かを見出し、採用を進めているはずです。

現実的に考えると30代の即戦力でない人の選考での競争相手は、20代前半の方と同じになります。

20代前半の方は、ポテンシャルと呼ばれる職歴ではない、基礎学力、素養、人柄、仕事に対する価値観から潜在的能力を推測して判断されることになります。

年齢とポテンシャルから判断される20代前半との勝負となるため、違いをアピールしていかないと厳しくなります。

 

職歴が積み上がっておらず、即戦力と判断されなければ、転職は厳しくものになるということは理解していきましょう。

 

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30代にして転職回数が多い

30代で転職を考えているのですが、転職回数が多いのが悩みです。転職回数が多いのは不利でしょうか?

「30代にして転職回数が多い」方の印象

採用して会社に入社してもらっても、すぐ会社を辞めてしまう人なのではないかという印象を持たれてしまいます。

 

今までの転職回数から長続きせず転職することを繰り返していたので、自分の会社でも同じことが起こるのではないかと不安になるからです。

 

日本では、今こそ転職が盛んになりつつありますが、過去はそうではなかったので、現在も転職回数の多さを気にする傾向にあります。

実際に、転職回数が多いと選考に非常に不利になるような会社も存在しています。

仕事を一般的に捉えると、3年くらいで環境が変わったりするものなので、最低3年ずつくらいの在籍なら問題ないです。

ただ、それ以下だと、直ぐに会社を辞めてしまう印象に繋がってしまうので、何故そうなったのかが分かるように理由を明確にしておく必要があります。

 

職歴として1社ごとにしっかり責任を果たして転職をしてきていると自信を持って言える方も居ると思います。

それは、全く問題ないことですので、そのままをお伝えすれば良いです。

むしろプロジェクト的な働き方を考えると、3年ぐらいを期限として、転職を含めた環境を変えていくことはおすすめのやり方です。

ただ、職歴だけ見てだけで、直ぐに会社を辞めてしまう印象を持たれてしまうことは事実になります。

 

職歴の内容に関わらず、すぐ会社を辞めてしまうのではないかという印象を持たれてしまうことは理解しておきましょう。

転職回数が多い中での戦い方

職務経歴書を充実させつつ、転職回数が多くなってしまった理由もしっかり記載していきましょう。

 

職務経歴書は、転職活動を行う上で、まずは、あなたの事を理解してもらうための書類だからです。

 

転職回数が多いだけで、すぐに会社を辞めてしまうのではないかという印象を持たれてしまうことは仕方ありません。

その印象のままですと、転職において非常に不利になりますので、何かで覆す必要があります。

そのため職務経歴書を充実させ、アピールできることは明確にしておくことは必須になります。

 

また、転職回数が多くなってしまった理由も明らかにしておきましょう。

特に、転職回数が、あなたが意図しない形で増えてしまった場合も理由は明らかにして行きましょう。

仮に1年も満たないうちに転職してしまった過去があるならば、今考えてその時の転職がどうだったのか振り返りましょう。

失敗だったと思ったら、そのまま伝えてしまいましょう。

その上で、その時のあなたの問題点を明確にして、改善策を実施したことで、今、どのように活きているかを伝えて行きましょう。

 

職務経歴書に転職回数が多くなってしまった理由というマイナスのことを書く事に抵抗があると考える方もいるかもしれません。

確かに、職務経歴書はあなたの事を理解してもらうための書類ですので、プラスに働くアピールのみが書ければエ最良です。

ただ、転職回数が多い場合は、採用担当者は理由を100%知りたいと思っています。

書類選考の段階で、ある程度クリアーにさせておかないと、選考が進まない可能性が高いです。

そのため、マイナスなことでも書く必要があります。

マイナスなこともあなたの問題点を明らかにして、改善策まで伝え、今のあなたにどのように活かせているかまで伝えられれば、もはやアピールとなります。

 

以上より、職務経歴書を充実させつつ、転職回数が多くなってしまった理由もしっかり記載して、アピールして行きましょう。

30代からの未経験への挑戦

30代でエンジニアを目指して独学中なのです。30代での未経験領域の仕事への転職は、厳しいでしょうか?

「30代からの未経験への挑戦する」方の印象

採用して会社に入社してくれても、活躍は難しいのではないかという印象を持たれています。

 

今までの職歴が通用しない未経験領域の仕事をゼロからスタートするため、活躍できるまでの期間を考えると年齢的に厳しいと思われてしまうからです。

 

会社は研修期間を設けるなど初期投資を前提に考え、それでも未経験の方を採用しようと考えています。

その狙いは、未経験から経験者になってさえくれれば、その後、長く経験者として活躍してくれる可能性が高いからです。

会社は初期投資というコストがある程度かかっても、その後、長く活躍してくれることで、コストを回収できると見込んでいます。

そうなると長く活躍してくれるのは、年齢が若い方が可能性が増しますので、30代よりも20代後半、20代前半という優先順位になります。

何か優先順位を覆すような事がない限りはライバルたちを優先することになってしまいます。

 

もちろん中には凄い速さでキャッチアップを行い活躍される方もいらっしゃいます。

そのため、会社も選考の門戸を広げてくれているはずです。

ただ、一般的にそういう方は少数しかいない特殊な例だと採用担当者も理解されています。

そのため、30代からの未経験領域の仕事へ挑戦する方への評価は厳しいものになります。

 

採用して会社に入社してくれても、活躍は難しいのではないかという印象を持たれていることは理解しておきましょう。

「30代からの未経験への挑戦する」方の印象

職務経歴書を充実させつつ、未経験以外の経験から貢献出来る点を明確に記載して行きましょう。

 

職務経歴書は、転職活動を行う上で、まずは、あなたの事を理解してもらうための書類だからです。

 

30代の未経験が20代前半や20代後半のライバルと比較されて、厳しめな印象を持たれていることは仕方ないことです。

本疑問における「エンジニアを目指して独学中」は皆さんやられていることなので、必要なことですが、差別化出来るようなアピールにはなりません。

ライバルとの差別化出来る点は、何かと問われたら年齢を重ねている分、職歴を多く積み上げているという他ありません。

未経験領域への挑戦なので、その職歴はゼロと同様ですが、他の職歴で優先順位を覆せるようなアピールしていくしかありません。

例えば、マネジメント職をやっていた場合は、どんなやり方をしていたのかなど具体的に伝えられると良いです。

実際、マネジメントをしているイメージを持ってもらえれば、未経験だが、マネジメントの仕事はいつでも任せられると思ってもらえるとはずです。

そうなれば、マネジメント層が弱いと課題を抱える会社であれば、優先順位をあげて検討したいということになるかもしれません。

 

職歴の中でアピール出来ることが何も無いという悩んでしまう方もいるかもしれません。

ただ、あなた自身が気づかなくても、職歴の中でアピールできる事は必ずあるはずです。

どういう姿勢で未経験領域の仕事への挑戦で、すぐに活躍出来るかのイメージを持ってもらえるように、あなた自身と向き合っていきましょう。

 

職務経歴書を充実させつつ、未経験以外の経験から貢献出来る点を明確に記載して、アピールして行きましょう。

 

未経験からの転職を完全理解はこちら

未経験でも選ばれる戦い方

30代の転職について解説していきました。

30代の転職では、職歴の積み上げ具合で、大きくやり方が異なってきます。

転職は、職歴が勝負の全ての鍵ですので、仕方ないことです。

そんな中でもあなたの状況をしっかり把握して、あなたにあった転職活動を進めることが重要です。

また、良く聞かれる疑問2つに具体的に答えて来ました。

こちらも、やはり職歴が勝負なので、共に職務経歴書の充実が必須になってきます。

職歴について振り返りを行い、職務経歴書を作り込み、あなたをより理解してもらう事に努めていきましょう。

本記事を参考にして、30代の転職を上手く進めてみてください。

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