30代が転職を失敗してしまうのは何故か?【失敗への対処法!】

  • 2021年5月21日
  • 2021年5月22日
  • 転職
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30代が転職をしたのに失敗に終わってしまうのは何故でしょうか?

こんな疑問をお持ちの方に向けての記事になります。

本記事では、30代の転職でも特に、前職で成果を上げて、満を持して行う場合によく起こりがちな事に焦点を絞って解説して行きます。

具体的には、会社に馴染めず実力を発揮できない場合と前職での成功体験に引きづられてしまう場合の2つについてです。

2つを詳しく解説しつつ、失敗への対処法についても触れていきます。

フリーランスをはじめとした方々に対してキャリア相談を1000人以上実施した経験から解説して行きます。

30代が転職を失敗してしまうのは何故か?

会社に馴染ず実力を発揮できない

会社に馴染めていなければ、自分の実力は発揮されにくく、失敗に繋がる要因となります。

 

仕事の成果は、自分の実力が十分に発揮される必要があるが、周りの環境にも大きく影響を受ける傾向にあるからです。

 

前職で成果をあげた30代が転職する場合は、自分の実力や成果にスポットを当てて、転職活動を進めていきます。

そのため、前職の仕事の成果をあげることが出来ていた周りの環境のことを忘れがちです。

前職で成果を積み上げてきた人は、周りとの関係性も非常に良い場合が多いです。

もちろん、日頃から関係性を良くするように立ち回ったり、気を使った結果なので、自分の実力の範疇ではあります。

ただ、転職先では関係性が全くのゼロからのスタートになりますので、思った以上に関係性を作っていくことは大変です。

関係性の構築を前職と同じようにすること、つまり会社に馴染むことは、思っている以上に大変なことになります。

転職を経験していれば分かると思いますが、転職先で前職と同じ実力を発揮することは難しいですし、時間がかかります。

その日々のジレンマは相当なものでストレスが結構貯まります。

ここで心が折れると、失敗に繋がってしまいます。

転職とはそういうものだと言う事が、転職前に理解しておくだけでも、心持ちが変わってきます。

 

転職先の環境に左右されずに、自分の実力は発揮できると考える方も居るかもしれません。

何度か転職を経験して、直ぐにでも活躍できるような経験やスキルを身に着けていれば、可能かもしれません。

ただ、一般的に転職は不確定要素が多く、転職経験が少ない場合は難しいと言えます。

そのため転職経験が少ないような場合は、失敗に繋げないためにも、転職で挑戦するテーマは絞ったほうが良いです

転職が初めての場合に「自分の実力が他の会社で通用するのか」というテーマを掲げる人も多いと思います。

その場合は、出来る限り、自分が前職と同じ様にストレスなく仕事ができそうな環境を選んだ方が良いです。

全く同じ様な環境はありえませんので、少なからず苦労はするはずです。

自分がここだと選んだ環境で、自分が絞り込んだテーマを検証することに集中できれば、失敗の確率はかなり低くなります。

 

出来る限り実力が発揮されるような転職先を選択すれば、失敗の確率は低くすることが出来ます。

前職での成功体験に引きづられてしまう

前職での成功体験を全面に出してしまうと、周りがついてこず、失敗に繋がる原因となります。

 

前職の成功体験の押し付けてしまうと、転職先の既存社員は、仕事を全て否定された気分になり、協力が得られなくなってしまうからです。

 

転職先の既存社員は、当然のことですが、現状の仕事のやり方は正しいと思っています。

現状の仕事のやり方に課題を感じている既存社員もいますが、決して多くは無い傾向にあります。

既存社員の現状の仕事のやり方に敬意を示すことなく、前職の成功体験を押し付けるとことは、既存社員に取っては面白いことではありません。

今までの経緯を知らずに転職してきたよそ者が、こうしなければいけいないなどと言われても、聞く耳を持ってはくれません。

自分も新たな環境の情報が不十分な状態であり、また、自分が何者か周りの人に理解されていない状態なので無理な話です。

双方の理解が深まるまで、転職先の既存社員は、一般的に、転職者に対して身構えるものです。

ただ、前職の成功体験は、必要になる時が必ず来ます。

まずは、良い悪いに関わらず、現状把握の一環として、自分も現状の仕事のやり方を覚える事が必要です。

そして、現状の仕事に敬意をした上で、自分が何者かを周りに理解してもらう事も必要になります。

その上で、タイミングを見計らって、徐々に前職の経験を活かしながら良いものに変えていくという立ち回りが出来ればベストです。

 

転職の面接の時に、会社の経営層から直接貢献して欲しい事を伝えられている場合もあるので、ガンガン行くべきだと考える方もいるかもしれません。

経営層と上手く連携しながら出来るなら問題ありません。

外部のコンサルタントなどは、悪者になってでも、課題解決を推進させるようなことは良くあることです。

ただ、会社の社員として現場と上手くやっていくのは、経営層でなく自分であるため、敵対することにあまり旨味はありません。

経営層からのニーズを聞きつつも、現場とうまくやる事も30代の転職を失敗しないためには、必須になってきます。

 

前職の成功体験は必要とされる時が必ず来ますので、上手いタイイングを図りながら徐々に周りを巻き込んでいくことが必要になります。

失敗への対処法!

30代の転職を失敗させないために

30代の転職を失敗させないためには、転職活動は充実させることが重要です。

 

転職活動に必要な情報収集や自己分析などの準備を万全にして、特に、自分にとっての最適な会社を吟味することが求められるからです。

 

30代の転職の場合、会社に馴染めず実力を発揮できない状態は避ける必要があります。

そのため、今までの経験が活かせつつ、更なる挑戦をしながら、転職先で活躍できるように、会社を吟味することが勝負になって来ます。

ただでさえ、求職者に取って、転職先の情報は限定的なので、転職前に思い描いたイメージ通りに転職先を選ぶことは至難の業になります。

そのため、自分の転職先へ何を求めているのか明確にしてから、一番合致する会社を取捨選択出来ると良いです。

つまり、転職する上での、自分の転職の軸を固めておく必要があります。

ネットの転職の情報は、多くの場合、転職してもらうことをゴールとしていることが多く、メリットばかりが取り上げられるため、取り扱いは要注意です。

参考になることは多いですが、鵜呑みにするのではなく、自分の転職の軸から判断する事が重要です。

 

ネットからの情報ではなく、もっと確実な情報を取りたいと考える方もいるかもしれません。

非常に難しことではありますが、転職先の情報を自ら得れるようにアプローチすることもやり方の1つです。

日頃から人脈を広げたり、アンテナを張っておくと、直接は難しいかもしれませんが、非常に公平な口コミに近い情報が得られる可能性は高いです。

面接の選考が進む際に、現場の社員の方と会える機会を得ることが出来る場合もあると思います。

非常に有効なやり方の1つですが、100%の本音が出てくることはないと思って情報収集した方が良いです。

当たり前ですが、会社としても、説得してくれそうな社員を選んで、場をセッティングするはずだからです。

ネットからの情報と同様に裏の意図がある場合もありますので、取り扱い注意な点は変わりありません。

利用できる様々な情報を収集しきった上で、最終的な判断をするしか無いです。

 

年代に関係なく言えることですが、転職先の情報収集をメインに転職活動は充実させましょう。

30代での転職が失敗してしまったと思った時は

30代での転職が失敗してしまったと思った時は、何事も経験として捉えてしまいましょう。

 

失敗は挑戦とセットであり、失敗することは良くあると考え、受け入れてしまった方が得策だからです。

 

30代で転職することを決意して、実際に転職出来たことは素晴らしいことです。

前職で成果はあげられていて、転職活動でその成果を評価されて転職できたことは間違いありません。

実際に転職してみて失敗だったと思っても、そもそも実力はありますので、挽回できるチャンスは十分にあります。

早急に転職をもう一度して、新しい環境でやり直すというのも1つの手です。

おすすめするのは、現職に残り続けて、自分が出来ることを探してコツコツと挽回するというのもありです。

会社に馴染めず実力を発揮できないと分かったならば、会社に馴染める事を第一優先に改善していけば良いです。

転職先デビューに失敗しているので、そこから挽回することは、なかなかストレスの掛かる作業になると思います。

また、前職の成功体験を引きずってしまっていたと分かったならば、謙虚になって、転職先の仕事に敬意を払いながら、自分から溶け込んでいけば問題ありません。

転職先のキャラ設定を失敗しているので、こちらも、そこから挽回することは、なかなかストレスが掛かる作業になること間違いありません。

ただ、実力はあるのですから、改善さえ上手く行けば、自然と実力は発揮されるはずです。

失敗している状態を改善して、成功させれば、失敗したという事実は自分の資産に変わります。

この一連のプロセスを経験は、自分の強みやスキルに必ずなります。

 

もちろん失敗は経験しないほうが良いです。

そのために30代として転職活動を充実したものにして、失敗しないようにすることも必要です。

ただ、転職活動を充実させて、万全に準備して転職に臨んだとしても、新たな挑戦には失敗はつきものです。

万全に準備していれば、失敗が想定よりも小さくなるだけのことです。

そもそも、失敗はしないように万全の準備をするという経験自体が貴重であり、自分の強みやスキルになりえます。

 

転職が失敗だったとしても経験と捉えてしまいましょう。

最後に

30代が転職を失敗してしまう特徴として、前職で成果を上げてきた人に起こる事に焦点を当てて失敗に対する対処法について解説してきました。

30代の転職は、前職での成果が認められている事が前提で、新たな挑戦を場を選ぶ事が出来可能になります。

挑戦の目標が明確であれば、集中できるので、失敗の確率は低くなります。

そして、もし、失敗してしまったとしても、実力があるはずですので、挽回することは十分可能です。

転職という挑戦をして得た経験の全てが自分の成長に繋がっていきますので、自分を信じて挑戦を続けることをおすすめします。

本記事を参考にしてみてください。

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