未経験エンジニアへの転職の失敗【ほぼ失敗する厳しい道です!】

  • 2021年5月29日
  • 転職
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未経験でエンジニアへの転職を失敗しないためにはどうしたら良いでしょうか?

こんな疑問をお持ちの方に向けての記事になります。

未経験からエンジニアへの転職をおすすめする情報はインターネット上に溢れています。

成功をしているインフルエンサーのサクセスストーリーも大変刺激になります。

ただ、成功するまでには、厳しい道が存在し、それをくぐり抜ける経験は必ずしています。

厳しい道が如何なるもので、どの様にくぐり抜けて行くべきなのかを知ることは失敗しないためには重要になって来ます。

本記事では、エンジニア転職の厳しい現実をお伝えしつつ、一歩踏み出す前の判断と、踏み出した際にどの様に自分のキャリアを作り上げるかについて解説してきます。

フリーランスをはじめとした方々に対してキャリア相談を1000人以上実施した経験から解説して行きます。

未経験エンジニアへの厳しい現実を知っていこう

未経験エンジニアへの転職前の失敗の割合

エンジニアを目指す方の約9割以上が道半ばで挫折し、失敗に終わります。

 

エンジニアに限らず、未経験職種への挑戦は、通常9割以上が挫折して失敗に終わるのがほとんどだからです。

 

未経験からエンジニアを目指そうとする人は、断トツで独学で始める人が多く、次にスクールに通う方という順番になります。

独学を続けることの難易度は非常に高く、ほとんどの人は直ぐに挫折します。

また、スクールに通う方も、向いてないとか、そもそも楽しくないといった壁にぶつかり、続けられず挫折していきます。

3ヶ月も経過すると、始めた人の合計8割が挫折します。

また、半年を経過する頃には、さらに1割が加わり、合計9割以上がが挫折します。

1年を経過する頃には、継続できる人は更に減ってしまうので、ほとんどの人しか残らないのが現実です。

 

インターネットにはエンジニアへの転職をすすめる情報が溢れています。

その背景にはIT業界がエンジニアの万年の人不足から未経験からでも人を増やしたいという意図は確かにあります。

エンジニアへの転職しやすくすることで、門戸を広げれば挑戦してくれる人の数が増えるという考えです。

確かに、ノウハウも簡単に手に入るため、未経験からエンジニアを目指しやすくはなっていることは事実です。

ただ、転職出来たとしても、そこから成功するまでの難易度が下がったかというと、そこまでは楽観視は出来ないのが現状です。

 

未経験でエンジニアを目指す人は、1000人挑戦して、挫折しないで1年後続けられるのは100人以下で、さらに成功するのは10人くらいであるという事実は知っておきましょう。

未経験エンジニアが転職できる会社とは

エンジニアはスキルによって、任せられる仕事が変わってきますので、転職できる会社も次の2つのパターンになります。

自社サービス会社

開発スキルを認められれば、自社サービス会社に転職できる可能性が高いです。

 

開発スキルを活かせる仕事が存在しており、直ぐにでも活躍してもらいたいと期待されているからです。

 

自社サービス会社とは、自社でアプリやゲームなどを開発して運営している会社のことです。

会社の規模が大きければ、エンジニアとしての経験年数が問われるところが多く、未経験エンジニアの転職は厳しいです。

会社の規模が小さければ、通常、経験豊富なエンジニアが採用しにくいため、未経験エンジニアの転職の可能性はあり得ます。

そして、直ぐにでも開発スキルを活かした仕事に携われる可能性が高いです。

開発経験をいち早く積むために、自社サービス会社を理想の転職先と考える未経験エンジニアの方も多いです。

 

ただし、自社サービス会社は、未経験エンジニアの転職先としては、非常に狭き門になります。

そもそも数自体が、そこまで多くはありません。

そして、経験豊富なメンバーで構成されていることが多く、規模に反して、高い開発スキルが求められます。

仮に狭き門の競争をくぐり抜け、転職できたとしても、入社後、会社内で高いレベルでの競争が待っています。

競争に負ければ開発の仕事は出来なくなるので、退職や開発以外の仕事への異動というケースもありえます。

開発経験をいち早く積める素晴らしい環境ではありますが、厳しい競争に打ち勝つ必要があります。

 

開発スキルがあれば、厳しい環境のもと開発経験を直ぐに積むことが出来る自社サービス会社へ転職できる可能性が高まることは知っておきましょう。

SESの会社

未経験エンジニアの転職先の大部分はSESの会社に転職になります。

 

それぞれの開発スキルのレベルにあった仕事を用意することが出来るからです。

 

SESの会社でも開発の仕事はありますが、求められるレベルは高いことが多いです。

そのため、未経験エンジニアでいきなり開発の仕事を任されたならば、凄いことです。

その反面、成果を出さなければ短期間でお客様から断られるケースもありますし、成果の要求が高く、プレッシャーに落ち潰されエンジニア自ら挫折してしまうケースもあります。

その後、開発の仕事を再び任せることは難しいと判断されると、開発以外の仕事を任せることになります。

具体的には、運用保守、オペレーター、ヘルプデスクなど仕事です。

未経験エンジニアの開発スキルは、レベル感がバラバラであり、転職時に正確に把握するのは、会社としても難しいです。

実際仕事をやってみて、開発の仕事がだめだったら、そのレベルに合った仕事をお願いするということは良くあることです。

 

未経験エンジニアとして開発以外の仕事をしなければならないことに違和感があると考えるかもしれません。

ただ、自分の開発スキルがお客様からお金をいただけるレベルにないと判断されていることなので仕方ないことです。

スキルアップにかかる時間は人それぞれです。

スクールはお金を払っているかもしれませんが、転職の場合はお金を貰う立場になります。

それは未経験エンジニアであっても関係ありません。

転職先としては、開発の仕事でお金が稼げないのならば、そのスキルに合わせて出来る仕事をお願いするというのは当然です。

単純に開発スキルが足らないので、開発の仕事がやりたいならば、仕事で磨くことが出来なければ、個人的に磨いていくしかありません。

 

SESの会社が、開発スキルのレベル感に合わせてどの様に仕事を任せるの知っておきましょう。

失敗の確率を低くするには

そもそも挑戦すべきことなのか検討する

エンジニアへの挑戦は、失敗の確率は高いので、そもそも挑戦すべきことなのかは、十分に検討すべきです。

 

エンジニアになりたい理由を明確することで、他の成功への確率が高い方法を探る事が出来るからです。

 

例えば、今後の働き方を見据えて、リモートワークに向いていて職種としてエンジニアを考えていたとします。

確かにエンジニアはリモートワークに向いている職種と言えます。

現状でも一般社員の出社率が高い会社であっても、エンジニアはリモート対応している会社は多いです。

ただ、エンジニア以外でもリモートワークに向いている職種はあります。

具体的には、デザイナーやライターなどが該当します。

また、営業のような職種であっても、リモートワークが進んいる会社であれば、リモートワークに向いている職種と言うことが出来ます。

今、営業をやられていて、リモートワークが進んでいなければ、進んでいる会社の営業職に転職を検討するのも1つの方法です。

今までの営業の経験を活かしつつ、リモートワークするためのスキルを新たに身につけることに集中しやすいので成功の確率は高くすることが出来ます。

 

ネットの情報などでは、エンジニアの良い面が多く言及されすぎていて、挑戦する前に十分に検討することがそもそも難しいと考える方も居るかもしれません。

その場合は、転職しないで在職したまま、スクールなどで勉強を初め、最低限の事を学んだら、副業として仕事を始めてしまうのが良いです。

副業の難易度が高ければ、何でも良いので自作でアプリやサービスを作ってみてリリースしてみることをおすすめします。

現職の仕事での課題に対して解決できるようなアプリやサービスを実装してみるのは、エンジニアがどういう仕事なのかを具体的に知ること出来ます。

その上で、良い面を検討して、面白さや自分がやっていけるかを判断出来れば、十分な検討したことと同様になると思います。

 

エンジニアに挑戦したいと思うならば、覚悟を持ってやろう。

期限を切って頑張ってみる

期限を切って、続けながら頑張ってみるのもありです。

 

期限を切って、その中で成功するために出来る限り頑張ってみる事で、成功の可能性は高まるからです。

 

当たり前ですが、エンジニアという道を諦めて、辞めてしまったら、その時点で失敗が確定してしまいます。

かと言って、目的もなく時間だけを費やすことも意味がありません。

自分が頑張れる期間を区切って、その期間内は、成功するために死にものぐるいで全力を尽くす事で、成功の確率は高まるはずです。

そして、もし仮に、失敗に終わったとしても、その失敗は次に活かすことが出来るはずです。

私は、経験に無駄は無いと考えます。

例えば、開発の仕事がしたくてSESの会社に転職したにも関わらず、開発スキルが足らず、夜勤有りのオペレーター仕事を紹介されてしまったとします。

大抵の人は嫌がり拒絶しますが、可能であれば、経験してみることをおすすめします。

何故システムに夜勤が必要なのか、オペレーターの仕事はどういう仕事なのか、開発する上で何か役に立てられる気づきは無いのか、学べることは多いと思います。

ただ、開発の仕事がやりたいという気持ちは大切にするべきで、できるだけ早く開発の仕事が出来る準備をするべきです。

具体的には、オペレーターの仕事を頑張りつつ、開発スキルを仕事外でも構わないのでで高めながら、いつでも開発の仕事が出来る事をアピールし続けましょう。

 

期限を考える際に、残業が多かったり、精神的にキツイ現場の場合は、そこまで体や精神が持たないと思います。

その場合は、体を壊す前に転職してしまったほうが良いです。

ただ、転職出来ても、その転職は、会社のブラック体質による体や精神への危険を回避しただけになります。

期間を区切って、エンジニアという仕事に死にものぐるいで全力を尽くす事は、転職先で実施しなければなりません。

 

期限を切って、続けながら頑張り、エンジニアとしての世界を広げていくことに無駄はありません。

最後に

エンジニア転職の厳しい現実をお伝えしつつ、それに一歩踏み出す前の判断と、踏み出した際にどの様に自分のキャリアを作り上げるかについて解説してきました。

エンジニアという職種は、IT業界では万年のエンジニア不足なため、厳しい道を挫折せずに進み、成功することが出来れば、比較的将来は明るいです。

具体的には、飛び抜けた優秀さを持ち合わさなくても、給料が高めなこともメリットとして挙げられます。

そのメリットを享受出来るのは、ほんのわずかな人だけで、後のほとんどの人は、驚くような数が挫折していること知っておくべきです。

これから挑戦を検討する人も、今挑戦している最中の人も、どうにか厳しい道を挫折せず、成功出来るように模索してください。

本記事を参考にしていただけると幸いです。

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